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2012年3月 1日 (木)

佐村河内守「シャコンヌ」コンサートを聴いてきました

首都圏も大雪に見舞われた2月29日、東京・代々木の白寿ホールへ行って来ました。

今日のお目当ては、

===================================================================
シャコンヌ ~佐村河内守 弦楽作品集 CD発売記念コンサート
2012年2月29日(水) Hakuju ホール(東京・代々木) 19:00開演
【演目】
1) ヴァイオリンのためのソナチネ 嬰ハ短調
2) 弦楽四重奏曲第1番
3) 無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ
4) 弦楽四重奏曲第2番
【演奏】 大谷康子(ヴァイオリン、1、3)、 藤井一興(ピアノ、1) 、大谷康子弦楽四重奏団 (2、4)
===================================================================

佐村河内守さんは、私Hが最近知った(2、3年くらい前)全聾の作曲家で、生演奏で曲を聴くのは今回が初めてです。

障がいを持ちながらも、それを克服して何事かを成し遂げる人はいるんだなあ……本当に凄いや!と感服しました。
(それにひきかえ五体満足で何不自由なくのうのうと生きている私Hには、何事かを成し遂げたりできるだろうか……たぶん無理。でも、それもまたよし、かな……)

予習として自伝的著作「交響曲第一番」を読んでいったのですが、本で知った彼を見舞った不幸のことなど抜きにしても、佐村河内さんの音楽がとても素晴らしい音楽であることは疑いないと思います。
正直、耳の聴こえない作曲家がどこまでの曲を作るの…という多少の好奇の目(耳?)があったのは嘘ではありませんが、これは決して同情票などではありません。(本の中で全聾の作曲家には同情票がつくことを氏は気にしていました)

本の印象から、佐村河内さんの音楽は基本的に調性に根ざした音楽で、今日聴けるのもそういった曲と勝手に思い込んでいたのですが……

「ヴァイオリンのためのソナチネ 嬰ハ短調」はその予想に違わずロマンティックな曲でした。
先天性四肢障害(右上腕欠損)のある11歳の女の子に献呈された曲とのことです。義手でこのヴァイオリン曲を演奏するなんてちょっと想像できません。(その子もコンサート会場に来ていました)

しかし「弦楽四重奏曲第1番」は、無調音楽とはいかないまでも、いわゆる現代音楽的・前衛的な不協和音や特殊奏法が非常に多用されていてビックリしました。(雰囲気的にはショスタコーヴィチの弦楽四重奏に似てるかなあ?)

その後トークセッションがあり、佐村河内さんの肉声も聞くことができました。手話通訳者がいなければ彼が聾者であることを忘れてしまいそうでした。

そして「無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ」には、見事に圧倒されました。ヴァイオリンという楽器から、まだまだこれだけの音が引き出せるものなのか……と。
(まあ、私H、そんな偉そうなことが言えるほどヴァイオリン曲を聴き込んでるわけではないんですけどね…)

先のトークによると「シャコンヌ」は、バッハと対峙しながら全身全霊を込めて書いたということです。
無伴奏ヴァイオリン曲の世界には、後世の作曲家が何百年も踏み入れること敵わなかったJ.S.バッハの「シャコンヌ」(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番第5楽章)という最高傑作があり、それに続く曲は自分が作曲しなければ誰が書く、という危機感を抱いて挑んだという野心作らしい。
バッハ作のシャコンヌに決してひけを取らない作品だったと思います。

最後に演奏された「弦楽四重奏曲第2番」は、ゲンダイ風だった第1番からの続きものなんだそうですが、打って変わって感動的な美しさでした。
ヴァイオリニストの大谷さんは弦楽四重奏曲第2番の美しさを「天国」と表現していましたが、私はちょっと違う感想を持ちました。

佐村河内氏の音楽には、美しさは美しさでも、必ずどこかに暗さを湛えています。佐村河内さん自身の言葉ですが「闇の音を紡いで」いるからでしょう。天国には闇はないと思うからです。(天使というよりは堕天使という感じでしょうか)
その暗さ、「闇」の部分に、私Hはとても惹かれています。

「音」に「門」と書いて「闇」という字になることに気が付きました。
音は、作曲家には「閉」ざされ、私たち聴衆には「開」かれている。
何とも意味深長な感じがします。

佐村河内さんの音楽に出会うことができた幸運に感謝したいです。

サインをいただきました
Img00233

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コメント

すばらしい作品集ですね!飽きることなくまいにち聴いています。現代の作曲家でここまで書ける人がいることが信じられません。本当にすばらしいです!

サーフィン さん、コメントありがとうございます。
私Hもシャコンヌもソナチネも何十回となく聴いていますが一向に飽きる気配がありません。(もともと飽きっぽい性質なのですが)
このようなすばらしい曲を書ける人と同時代に生きている幸せに浸っています。


11/9

NHK総合

午後10時~

情報LIVE ただイマ!

特集 “奇跡の作曲家”佐村河内守


むちゃくちゃ楽しみです!

rideさん
情報ありがとうございます!!
知りませんでした。
今から放送楽しみです。

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