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2012年12月 6日 (木)

ライヒ:≪ドラミング≫ライヴ を聴いてきました!

一昨日、東京オペラシティ コンサートホールで行われた「コリン・カリー・グループ:ライヒ《ドラミング》ライヴ」を聴いてきました。

もう最高に素晴らしかったです。とても充実した音楽体験でした。

12/12/04(火)
東京オペラシティ コンサートホール
20121205_003501

私H、ミニマルミュージックは大好きですが、いわゆるミニマル御三家とも呼ばれるミニマリスト達─スティーブ・ライヒ、フィリップ・グラス、テリー・ライリー─ のなかでは、フィリップ・グラスがイチオシで、スティーブ・ライヒもちょこっと(CD 3タイトルくらい)は聴いてますが、あまり好みではないかも・・・というところでした。
リズムが特徴的なライヒ、メロディが美しいグラス(ライリーは情報が少なくてよくわからない)、というのが勝手な私Hの評価。

ところが、このたびのライヴを聴き「ライヒ、めちゃめちゃいいわ」に私Hの中の評価が上がりました。

   ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

「クラッピング・ミュージック」は、カリー氏とライヒ氏の2人のみ、手拍子だけで演奏する曲。
(ライヒ本人が演奏に参加したのはこの1曲だけ)
手拍子だけからあのような重層的な響きが生まれてくるとは驚きでした。

3階席の遠目にはおっさんぽく見えたカリー氏は、1976年生まれの私Hと同い年らしいです。(私ももうおっさんということか……)一方、キャップ帽ですごく若々しく見えたライヒ氏はもう75歳だそうです。

「ナゴヤ・マリンバ」は、2台マリンバのための曲。
マリンバという楽器の響きの美しさに聞き惚れました。 時折感じられる和風で雅な響きが美しかったです。

「マレット楽器、声とオルガンのための音楽」
だんだんアンサンブルが大きくなってきました。
ここでの“声”は歌を歌うためのものではありません。“ヒトの声”という音色を持った楽器として扱われるのです。

注目の「ドラミング」は、約1時間の演奏の間まったく息つく暇なし。

音楽が生み出されている場面を食い入るように見つめていました。

響きの一大曼荼羅、あるいは万華鏡とでも言ったらよいでしょうか。単純なリズムから生まれる濃密な音響。きっとこれは複雑系ですね。稠密な音の放射にずっと打たれ続ける感覚でした。

演奏が終わるや否やライヒ氏の「ブラボー」 (たぶん) に続いて満場のスタンディング・オベイション。
いやはや本当にスゴいものを聴かせていただきました。

   ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

「ドラミング」というタイトルから受ける太鼓をドンドコ鳴らす原始的・本能的な音楽という予想は見事にハズレました。
手拍子とか、ボンゴとか音階のあまりない打楽器から始まり、マリンバやグロッケンシュピールのように正確な音階が出せるまでに発展した打楽器が導入され、それに人の声も加わって、得も言われぬ豊かな響きになることを体感しました。

この響きを生み出す音楽の構造は、作曲家により実に緻密に計算されているという印象を受けました。
そして、それを演奏して現出させる演奏家の技術の高さもまた凄いこと。

ただ、ライヒの音楽は、心の奥底・身体の芯から来るスゴいっ!ではなく、脳みそ、それも大脳新皮質辺りが興奮している感じで、そこが不思議といえば、不思議でした。

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

あと感じたのは、いまそこで音楽が生み出されている現場を目撃することの大事さです。
音楽でもビジュアルはあった方がよい。
とくにライヒの音楽みたいな多分に実験的な性格を持った音楽の場合は。

今まで私Hが「ライヒはちょっとなぁ」なんて思っていたのは、CDで音だけで聴いていたから、というのも少なからず関係しているかもしれません。

ミニマルミュージックって単純な音型の反復が延々続くわけで、うまくノレるとよいですが、ノレないと“ただゴチャゴチャうるさいだけじゃん”ってなってしまうことが間々あります。
CDだと、ながら聴きしたり、さわりだけ聴いてやろうと早送りしたりとか、ちょっと辛くなってきた(ノレなくて飽きてきた)からトラック送りしたりとか、うっかり出来ちゃうから…

そういうズルをやってたからライヒの凄さに気付けかなかったのかも…と思った次第。

できれば演奏家が曲を演奏している光景を見るべきです。
ライヴはそんなに機会がないかもしれないけど、現代には YouTube なんて便利なものがあります。

耳で聴くだけでなく、目でも聴きましょう。
3台のマリンバを9人の奏者で叩くことで出る音なんて、この目で見るまで想像もできなかったから......
(下のチラシの絵が奏者の配置を示している。左からマリンバ、声&ボンゴ、グロッケンシュピール)
(CDのみだと、なんとなくごちゃごちゃ鳴ってるなあ…で終わってたんでしょうね)

20121207_001855

会場では池辺晋一郎さん(作曲家)も見かけました。


20121204_173934

コンサートホール入り口までの階段は、クリスマスっぽく綺麗な色の明かりで照らされていました。

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